2019年9月19日木曜日

弦について

レッスンの貸しギターの弦を張り替えました。
このギターは大体2ヵ月に一度張り替えています。
「弦の張り替え時間はどれくらい」とよく質問されます。
「大体15分くらい」と答えていましたが、
正確に計った事がなかったので、一度計ってみました。
今回は弦をはずした状態からの時間です。


弦を張って大まかに調弦するまで6分41秒かかりました。
弦を外す作業と端の余ったところを切るなどすると
大体15分くらいになるかと思います。
今回はストップウォッチで計っていたこともあり
いつもよりちょっと急ぎました。

貸しギターにしているのは辻の「S-3」ですが
もっぱら左端のプロアルテノーマルを張っています。
プロアルテは持ちがよく、音もまろやかで木質系の辻にはよく合っています。
短所を言えば3弦が少しモヤっとしてるところでしょうか。
プロアルテは張りたてが最高で、徐々に音質が下がってくるイメージです。
真ん中のサバレスは張ってから3~4日弾きこむとピークがやってくる感じです。
サバレスを本番で使う時は大体3日前くらいに張り替えるようにしています。
プロアルテは最近あまり本番では使用していませんが
使っていた時期は、前日の夜か当日の朝に張り替えていました。
一番右側は「ラベラ」という弦で
ボサノバのジョアン・ジルベルトが使っていたことで有名です。

左がハナバッハ「S-200」というシリーズ。
重厚な音が特徴です。バッハやメルツなど弾く方には特にお勧めです。
ただ少し硬いので、楽器との相性がある弦ではあります。
以前使っていた「尾野薫」のギターにはこれを張っていました。

右は「アクイーラ」というイタリアの弦です。
ウクレレを弾く方はご存知の弦だと思います。
私は久しく張ってないので
昔のイメージですが、線が細くて繊細な感じです。
バランスがいいので、テクニカルな曲を弾くのに向いていると思います。

弦は楽器との相性があるので、一概に勧めにくい物ではあります。
一度ギターを見せていただければ、
どの弦がいいのかお勧めはできますのでまたご相談ください。

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